+ Murakami Laboratory +







+++++ 遺伝子=DNAは生物の性質や形を決める設計図です。
遺伝子は4種類の塩基がたくさん連なったものです。人間のDNAは全部で約30億個の
塩基からなり、その全ての塩基配列が最近になって解明されました。塩基の配列がわかっ
ても、それがどうやって生物の形を作るのか、は充分にはわかっていません。「細胞分化」
「形態形成」などと呼ばれる問題です。私達の研究室では、この問題を、ショウジョウバエ
を材料として探究しています。現生の動物の基本的なスタイルが作られたのは、今から数億
年前のことです。当時の動物の子孫が突然変異を繰り返し、多くの種類の動物が生まれたの
ですが、目や脳、消化管など動物の基本的な構造に関係する遺伝子は、大部分の動物で共通
に残っていることがわかってきました。つまりショウジョウバエを研究することで、人間を
含む他の動物の体が作られる仕組みについても重要なヒントが得られるのです。


卒業研究を希望する学生へのメッセージ
ショウジョウバエの発生遺伝学分野では1990年頃から巧妙な遺伝子操作手法が立続けに開発され、
それに伴い研究水準が急速に高くなりました。研究として認められるハードルがとても高くなったのです。
専門誌に掲載される論文の内容も高度になりました。卒業研究や修士課程で「面白い研究」をする
ためには相当な努力を要しますし、難解な(英語の)論文を読むことも必須です。研究を楽しむために
必要なトレーニングと思って頑張って下さい。