第1章 調査の概要

      第2節 調査結果の概要



    6 回答者のボランティア観:意欲は潜在的、理念はゆとりの発露


 ボランティア活動をしたことがない人が77.6%を占めている。

 ボランティア活動は「障害を持つ人々を助けること」57.0%、「見返りを期待しな
い活動」53.4%、「社会へ貢献する市民としての義務」36.5%、「安全で住み良いコ
ミュニティをつくるためのコミュニティ活動」26.1%などと答える人が多い。

 ボランティアへの報酬については、「多少の謝礼が必要だと思う」という意見には
反対する人が57.2%いるが、「実費程度をもらってもいいと思う」人は63.1%おり、
「顕彰など精神的に報いるのがよい」48.1%、「全く見返りは求めない法がよい」49
.9%を越えている。

 今後のボランティア参加については、参加意欲を持つ人40.4%ともたない人22.3%、
そしてしたくてもできない人37.1%に三分されている。参加したくないあるいはした
くてもできないという人の理由は、「自分たちのことで精一杯だから」62.3%、「時
間的なゆとりがない」45.6%と答える人が多い。

 以上のことをまとめると、回答者のボランティア活動は、まだ潜在的な段階にあり、
時間的、人間的なゆとりがある限りで実費補償を裏付けにして、無償の労働の精神で、
障害をもつ人々を助けることであると理念的に考えているようである。



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