廃液の具体例
廃液区分 |
性状 |
廃液成分例 |
容器 |
備考 |
第1
類廃
液 |
第一
石油
類等 |
引火
点21
℃未
満 |
アセトン,ベンゼン,トルエン,
キシレン,シクロヘキサン,ジオ
キサン*
メタノール,エタノール**,イ
ソプロパノール,変性アルコール
メチルエチルケトン
ギ酸メチル,ギ酸エチル,ギ酸ブ
チル,酢酸メチル,酢酸エチル
ピリジン
ジクロルエタン,ジクロロエチレ
ン
ガソリン,石油エーテル,石油ベ
ンジン,リグロイン,シンナー等 |
20ι若
しくは
18ιブ
リキ缶
又は10
ιポリ
エチレ
ン容器 |
*印は,長
時間放置す
ることによ
り,変質の
おそれがあ
るので,十
分安定剤を
加えておく。
**印は,
硝酸銀を含
まない。
***印は
,アルカリ
金属と接触
させないこ
と。
|
|
第二
石油
類等 |
引火
点21
℃以
上70
℃未
満 |
ギ酸,酢酸 |
20ι又
は10ι
ポリエ
チレン
容器 |
|
|
|
ブタノール,アミルアルコール
ギ酸アミル,酢酸ブチル,酢酸ア
ミル
テトラヒドロフラン*,イソプロ
ピルベンゼン*
モノクロルベンゼン,ジクロロベ
ンゼン,灯油,軽油等 |
20ι若
しくは
18ιブ
リキ缶
又は10
ιポリ
エチレ
ン容器 |
第2
類廃
液 |
第三
石油
類等 |
引火
点70
℃以
上
200
℃未
満 |
ジメチルホルムアミド,エチレン
グリコール,ジメチルスルホキシ
ド
重油等 |
20ι若
しくは
18ιブ
リキ缶
又は10
ιポリ
エチレ
ン容器 |
|
|
第四
石油
類等
,動
植物
油及
び不
燃性
溶媒 |
引火
点
200
℃以
上 |
ギヤ油,シリンダー油,タービン
油,モーター油,ジーゼル油
真空ポンプ油等
菜種油,ヤシ油,オリーブ油,ヒ
マシ油,ボイル油等
ジクロロメタン,クロロホルム*
**,四塩化炭素***,トリク
ロロエタン,トリクロロエチレン
,テトラクロロエチレン等 |
20ι若
しくは
18ιブ
リキ缶
又は10
ιポリ
エチレ
ン容器 |
|
注 1 一般混合有機溶剤は,その成分,組成,性状等を考慮し,引火点によって第1類
廃液及び第2類廃液に区分される。これらのうち,下線の物質を含む場合は,それ
ぞれ特別管理廃液(第1類特管廃液又は第2類特管廃液)に区分される。
2 エーテルは,十分に安定剤を加え,かつ,高級アルコール等に希釈溶解し,過酸
化物生成及び空気との爆発性混合物生成の防止措置をしたもの以外は搬入すること
はできない。
3 金属製容器は,ハロゲンを含む場合は腐食に十分耐え得る容器を使用することと
し,当該研究室で定期的に点検を行うこと。
4 ポリエチレン容器のシートの厚さは,1.5mm以上であること。
別表2(第4項関係)
混合すると爆発の危険性のある薬品の組合せ(A+B)
薬品A |
薬品B |
アルカリ金属,粉末にしたア
ルミニウム又はマグネシウム
,その他 |
四塩化炭素,その他の塩化炭素,二硫化炭素及びハロ
ゲン |
カリウム,ナトリウム |
四塩化炭素,二酸化炭素水 |
銅 |
アセチレン,過酸化水素 |
銀 |
アセチレン,シウ酸,酒石酸,雷酸,アンモニウム化
合物 |
水銀 |
アセチレン,雷酸,アンモニア |
塩素 |
アンモニア,アセチレン,ブタジエン,プタン,メタ
ン,プロパン(他の石油ガス),水素,ナトリウム,
カーバイド,テレビン油,ベンゼン,微粉砕した金属 |
臭素 |
塩素と同じ |
ヨウ素 |
アセチレン,アンモニア(溶液あるいは無水),水素 |
ふっ素 |
すべての化合物に対して反応性は著しく大である。 |
二酸化塩素 |
アンモニア,メタン,ホスフイン,硫化水素 |
塩素酸塩 |
アンモニウム塩,酸類,金属粉,硫黄,一般に微粉砕
した有機物あるいは可燃性物質 |
過塩素酸 |
無水酢酸,ビスマス及びその合金,アルコール,紙,
木材 |
過マンガン酸カリウム |
エタノールあるいはメタノール,氷酢酸,無水酢酸,
ベンズアリデヒド,二硫化炭素,グリセリン,エチレ
ングリコール,酢酸エチル,酢酸メチル,フルフラル |
過酸化水素 |
銅,クロム,鉄,多くの金属あるいはそれらの塩,ア
ルコール,アセトン,有機物,アニリン,可燃材料,
引火性液体,ニトロメタン |
アンモニア
(無水) |
水銀(例えばマノメーター中の水銀),塩素,次亜塩
素酸カルシウム,ヨウ素,臭素,無水ふっ化水素酸,
銀化合物 |
クロム酸 |
酢酸,ナフタリン,カンフア,グリセリン,テレビン
油,アルコール類,一般酸化性物質 |
無水ふっ化水素酸 |
アンモニア(含水あるいは無水) |
硝酸(濃) |
酢酸,アニリン,クロム酸,シアン酸,硫化水素,引
火性液体,引火性ガス |
硫酸 |
塩素酸カリウム,過塩素酸カリウム,過マンガン酸カ
リウム(あるいはナトリウム,トリウム,リチウムの
ような軽金属の過マンガン酸塩) |
炭化水素
(ブタンプロパン,ベンゼン
,ガソリン,テレビン油など) |
ふっ素,臭素,クロム酸,過酸化ナトリウム |
アセチレン |
塩素,臭素,銅,ふっ素,銀,水銀 |
アニリン |
硝酸,過酸化水素 |
シウ酸 |
銀,水銀 |
クメンヒドロパーオキシド |
酸類(有機あるいは無機) |
引火性液体 |
硝酸アンモニウム,クロム酸,過酸化水素,硝酸,過
酸化ナトリウム及びハロゲン |
附表2(第4項関係)
有機系廃液中に含んではならない物質の処理方法について
ア アルカリ金属,アルカリ土類金属及びそれらの合金有機溶剤から分離したこれらの
物質は,戸外において乾燥した鉄鍋中で油をつけたボロ布,炭などを加え,少量ずつ
着火して焼却する。このとき発生する煙霧は有害であるから皮膚に触れたり,吸入し
たりしないようにする。灰は冷却後,少量ずつ水中に投じ,中和,希釈した後放流す
る。
イ 水銀及びその化合物(国立大学法人山口大学無機系廃液取扱要項(昭和54年10月9
日制定)参照)
ウ 黄りん(アに同じ)
エ その他還元性の強い物質
炭化カルシウム 戸外で少量ずつ水中に投ずる。
りん化カルシウム 戸外で少量ずつ焼却する。
オ 1分子にニトロ基2個以上を含むニトロ化合物及び火薬類
乾いた粘土に吸収させて少量ずつ焼却する。
カ 過酸化物及び過酸化物を生成し易い物質
過酸化ベンゾイル,メチルエチルケトンパーオキサイドは,10倍量の分解液(水酸
化ナトリウム20部,水80部,分解剤少量)の中に少量ずつ加えて分解させる。この際
分解した部分が沈澱したり,塊状とならないように注意すること。
1昼夜放置して,中和し水で希釈した後放流する。
キ 塩素酸及び過塩素酸化合物
これらの物質を含む非水溶性有機溶剤は,十分に水洗した後,有機溶剤貯留容器に
貯留する。
ク アルキルアルミニウム化合物
水を含まない炭化水素系溶剤で,1%以下に希釈し,安全な場所に放置する。空気
中の酸素が徐々に溶剤中に溶解して反応し白色物質となったとき,この希釈液を大量
の水又は薄い水酸化ナトリウム水溶液中に徐々に排出する。