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山口大学人文学部
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英米語文化論コース

 最近のある調査によれば、英語を母国語とする人口は3億を超え、さらに外国語としてこれを使用する人の数は、4億から10億に達するといわれています。このように英語は今日世界の到る所で話されている言葉ですが、これはもともとブリテン島本来の言葉ではなく、5世紀の中頃ドイツ北部エルべ下流から渡来したゲルマン民族によってもたらされたものです。以来この島における諸民族の栄枯盛衰と共に言語も幾多の変遷を経て、16世紀に至ってようやく近代英語の基礎が固まり今日に及んでいるのです。その長い歴史の間に英語はまたすばらしい文化を生み出してきました。言語をほかにして文化の本質を理解することはできません。当コースはその英語を科学的に分析し、さらにこの言語を媒体とする英米文化の諸相を研究し、その特質の解明を試みようとする学問分野です。同時に時代の要請にも応えるべく、外国人教師による実践的な語学力向上をも目指しています。また米国オクラホマ大学への留学制度も出来ました。
 英語学では、国際語として情報伝達の主要手段であり、また英語文化の担い手でもある英語がどのような構造をもつ言語であるか、そしてそれが英語社会の中でどのように使用されているかを学びます。英語を母国語とする人が自由に英語をあやつれるのは英語に関するどのような知識(規則)を習得しているのかを解明しようとします。英語の歴史的発展を跡付け、文化の変遷や形や意味の変化の原理を考察するのも英語学の仕事です。
 
英米文学では、文学史上における有名な作品を、詩・戯曲・小説の各分野にわたって、幅広く研究します。すぐれた文学作品は、たとえばシェイクスピアのように、人間とは何であるかという永遠の問題に限りなき示唆を与えてくれるものであります。
 われわれの限られた人生を、より豊かなものにするために、偉大な文学作品に触れ、その作者と交わることほど有意義なことはないではありませんか。


 田中 晉 教授

ルネサンス期の英文学を研究領域としています。特にシェイクスピア、スペンサ−、シドニーらを中心に、彼らの諸作品に即して、当時の自然・愛・美等の理念を追究して、中世より近世への展開の実相を明らかにする、一般に考えられているように、近世は単に中世の否定ではない所以を解明することをテーマとしています。授業では英米文学に関する講義、講読、演習を担当します。

 伊豆 大和 教授

アメリカ文学。1920年代から30年代のアメリカ文学に興味があり、特にF・スコット・フィッツジェラルドを研究テーマとしています。自伝的要素の強いフィッツジェラルド文学の研究・批評は、伝記的興味が先行しがちですが、私はできる限り、文学作品あるいは文学テクストとして捕らえようと思っています。授業ではアメリカ文学に関する講義、講読、演習を担当します。

 岩部 浩三 教授
・岩部 浩三 教授のホームページ
(別ウィンドウで開きます)

言語学は「人間とは何か」という問いの答えを「ことば」に求める。私の総称文の研究も、人間の知的活動への関心と直結している。我々は、生活の中でも絶えず「一般化」という作業を行なっている。何か法則性を見つけだして、未知のことがらを予測するためであろう。だが、「二度あることは三度ある」とも「三度目の正直」とも言い、2浪の後に合格が待っているかどうか、ことわざは答えてくれない。矛盾した一般化から浮かび上がってくるのは「やってみなけりゃわからない」という予測であろうか。こんな話がしたくて教室で待っています。

 太田 聡 助教授

私は、日本語と英語の「語の文法」研究に従事しています。一般に「文法」という名で呼ばれる言葉のきまりは、読んで字のごとく「文を作る時の法則」を主に問題にしますが、私は、それよりは、語レベルの法則に興味があります。「この単語はなぜここにアクセントがくるのか」、「この単語の名詞形はどうしてこういう形になるのか」というような、普通は暗記で済まされていることがらに、説明を与えたいわけです。小さなことにこだわるようですが、小さなものの中にかくれた法則を発見したときの喜びは小さくはありません。

 池園 宏 助教授

英文学、特に19世紀の小説を中心に研究をしています。歴史的に見ればイギリスが稀にみる発展を遂げたこの時代は、同時に文学史上多数の大小説家が次々と誕生し、小説という文学の一形式が確立された時代でもあります。作品中に具現化された市井に生きる人々の様々な人間像に接し、それを読み解くという作業は、それ自体が大いなる喜びであると同時に、我々現代人にとって多くの価値ある教訓を与えてくれることになるでしょう。

 宮原 一成 助教授

イギリス小説、主に20世紀小説が主な研究対象です。1960年代にロラン・バルトが「作者の死」宣言をして以来、作品解釈については, 作品の生みの親である作者でさえも絶対的権威者ではない、という考えが主流になっていますが、私はあまりその方向に乗っていきたくない。作家が何かを伝えようとするときに編み出した芸や技を、まず敬意をもって十分に堪能したいと思います。

 島 越郎 講師

我々日本人は、日本語を使って、自由に自分の意志を相手に伝え、また相手が伝えたいことを正しく理解することができます。このようなことができるのも、我々が日本語について知識を持っているからこそです。しかし、この知識は、数学の公式等々とは違って、意識的に努力して獲得したものではありません。いわば「無自覚」の知識です。このような知識を解明しようとする経験科学が生成文法です。授業では、生成文法の基本的な考え方と最先端の研究を紹介し、皆さんをワクワクするほどおもしろい世界に招待します。

 ヘンリー・アトモア 外国人教師

I teach six classes in the Faculty of Humanities: three in English Conversation; one in British Culture and Current Topics; one in English Composition; and one Reading Class.
In Cambridge I taught a variety of subjects in British and European history and history of science. My main research interest is the cultural impact of technology; I focus on the comparative history of communication technologies in early-mid nineteenth century Britain, Ireland and France.
・英米語文化論コースのページ (別ウィンドウで開きます)

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